汗は気持ちから!汗をかくことに悩む人が見るべき6つの心理的療法

汗を書けば書くほど焦る心理的な治し方

汗をかかないようにと思えば思うほど、体は汗をかくものです。

その原因は、体質もありますが、心理的な影響を大きく受けています。

 

汗をかいてしまうことの心理的療法

精神分析療法

精神状態から汗を抑える6つの方法

精神分析は心理学者フロイトの提唱で始まった治療法で、現在では様々な心の病気の治療に用いられています。

心理的疾患の多くは、過去の苦い体験やトラウマを原因としていると言われていますが、汗の悩みに関しても例外ではなく、自身の経験を遡って辿ることで現在の症状と結び付けて考えていくという治療になります。

具体的な治療としては自由連想法という方法が採られますが、これは医師や心理療法士と面談を行ない、患者はリラックスした状態でまず一定の言葉を与えられます。

この言葉を起点として、何気なく頭に浮かぶものごとや感情を連想ゲームのように話していくのです。

最初の言葉とそこから連想された言葉との関連性について医師や心理療法士が詳しく分析し、本人の気が付かなかった部分や無意識の深層心理を探っていった結果、患者の心の奥底に眠っていた疾患の原因を突き止め、対策を講じて行くことが精神分析療法の治療法になります。

 

逆説志向

逆説思考で対処
第二に、逆説志向というものがあります。

これは神経科医・心理学者のフランクルの創始した心理療法・ロゴセラピーの手法のひとつで、読んで字の通り、まさしく逆転の発想によるものです。

緊迫した状況に置かれた際、いくら自分に緊張するなと訴えかけても余計に心拍数が上がっていき、震えや手汗が止まらなくなる・・・そんな経験をしたことがある方は多いと思います。

これは何かを恐怖に思うことで、更に恐怖が募っていくという予期不安という状態にあると言えます。

こうなってしまうと、更に不安は不安を生み、症状が悪化してしまうのです。

逆説志向は、「もっと不安なことを考えよう。もっと震えたり汗をかいたりしても大丈夫だ」という考え方をしていきます。

こういった考えをすることで予期不安の解消を図り、緊張から解き放つことを目的としているため、開き直り療法とも言われています。

 

自律訓練法

自律訓練法による汗が出る心理的療法
これはドイツの精神医学者シュルツが始めたリラクセーション法のひとつで、心と身体が連動していることを利用した一種の自己催眠です。

緊張すると汗が止まらなくなるのは、心だけでなく身体も緊張状態に置かれているためです。

そこで、まず意識を集中させ、呼吸を整えることで身体をリラックス状態に持ってきます。

そしてリラックスした身体に心を連動させ、同じ休まった状態へと移行させるのです。

これは日々、訓練することにより身につくもので、慣れてくると自然に落ち着いた状態へとセルフコントロールできるようになると言われています。

 

呼吸法

呼吸法で汗が出る悩みを落ち着ける
呼吸法とは自立訓練の一種で、より簡素なものになります。

汗をかくということは自律神経の働きによるものですが、その自律神経には交感神経と副交感神経が存在し、これらがうまくバランスをとることにより私たちの体は正常に動いています。

しかし、ストレスなどにより交感神経が優位に働き過ぎると生活に支障をきたすほどの発汗になってしまうことがあるのです。

呼吸法では、息を吸ったり吐いたりする際の腹圧により心身をリラックスさせ、血行を改善することで自律神経のバランスを整え、多汗の症状を和らげることが目的となります。

その方法は、まず身体をリラックスさせ、お腹を絞って体内の空気を出します。

そして腹筋を緩めて空気を吸い込み、息を止めます。

ポイントは、空気を吸うときは吐くときの半分くらいの短さで、そして息を止めるときは吐くときの倍の時間を使うことです。

例えば、4秒息を吐くなら、2秒息を吸い、8秒息を止めるということになります。

これはどんな場所でも目立ちにくく行なえるため、日常的に空いた時間で積極的に実行していくと良いでしょう。

 

集団療法

集団療法で悩みを解決
汗の悩みを持つ人が数名集まり、当人たちにしかわかりえない悩みを打ち明けあうことで、自分の持つ問題がほかの参加者たちにどのような反応があるかを知り、客観的に自分の心と向き合う治療法を、集団療法と言います。

同じ悩みを持つ者同士で話を共有することで、悩みが自分だけではないという安心感を得ることができ、他人から共感を受けることでより問題を克服していきやすくなる利点もあります。

こうして、不安や孤独感を取り除くことで、精神的な面からくる多汗の症状を解消することが、この治療法の狙いとなります。

 

薬物療法

汗が出る心理を落ち着ける薬物療法
そして、薬剤による治療を行なうのが薬物療法です。

多汗の症状に悩む方は、外出やイベントが始まる前から汗による失敗が起こるのではないか・・・という不安にとらわれ、精神的に不安定になりがちです。

そのため、精神安定剤や抗不安薬でその不安を和らげる方法がとられます。

多汗による症状の際に服用するものはベンゾジアゼピン系の抗不安薬であることが多く、脳の活動を抑え、心身をリラックス状態にし、不安や恐怖などの気持ちを抑え、それにより必要以上の発汗を止める効果があります。

ですが、それらは眠気やめまいなどの副作用が心配されるため、より効き目が軽度で副作用の少ない自立中枢調整剤を服用する方もいるようです。

自立中枢調整剤はその名の通り自律神経の中枢に効果があり、交感神経と副交感神経のバランスを整えることで、心と身体を落ちつけることができます。

しかし、いずれも副作用が懸念されるため、医師に相談して処方してもらい、安全に服用していくように注意しましょう。